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たバックアップシステムで補間する事も必要である。
また、出力は確保できたものの熱効率が20%を割っており、高効率という研究テーマの上からも改善が必要である。改善着目ポイントは、?放熱損失、?ヒータ長さ、?コンプレッサーフロックの製作法である。
放熱損失低減については、断熱材と耐火材のサンドイッチ構造の採用と燃焼器の短縮化により50%低減が可能となり、この事で熱効率を0.1ポイント以上改善できる見込みがある。また、試作の高圧ヒータは、常圧仕様ヒータに比ベデットボリウムの増加分だけで0.1〜0.12ポイント熱効率が悪化している。
従って、長さの短縮を図りコンプレッサーフロックを鋳物化すれば熱効率が0.1ポイント以上、改善が行える見込みである。これらの対策を同時に実施することにより常圧仕様並の22%程度の熱効率が比較的容易に得られると考えている。
凝縮・排出については初期のウォーミングアップさえうまく行うとガス流量の変動による冷却水温度の多少の変化は、全体システムに問題が生じないことを確認した。実機システムではCGRファンは必須条件であるので多少の残酸素量に変動が生じても炭酸ガス凝縮器から酸素を回収し問題ないレベルに保持する機能がある。この様な条件下では凝縮器に設置する温度制御器の精度さえ気を配ればよい。
しかし、以上の機能や性能には実機システムを考える上で大きな問題はない。
課題は、単位当たりの重量をいかに小さくし商品化できるコストにできるかどうかである。
そのためにはシステムを実用化する上での最低圧力を選定することに加え、CGR比も大幅にアップして別途の拡散燃焼を促進させる方法を検討し燃焼室の短縮化を図ることが必要である。また、横と縦型燃焼室を再度、比較しコンパクト性はどちら側に有るかの検討も必要である。
最後に製作する上で技術課題はないもののCGRファンを実際に設計・製作することが先ず必要である。このファンの技術的課題はファンの制御にあると考える。特に燃焼状態や負荷状態及び凝縮系への酸素状態を何でセンシングしてどのように制御するかがシステムとしての課題になる。これらに目鼻がつくと実機システムが見えるレベルになると考える。

 

 

 

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